LED照明はエコじゃない?
LED照明は蛍光灯に比べて消費電力が少なく寿命も長いため、エコな選択とされています。
資源エネルギー庁の省エネポータルサイトによれば、68Wの蛍光灯器具から34WのLED照明器具に交換(年間2,000時間使用)の場合、年間で電気68.00kWhの省エネ、原油換算15.16L、CO2削減量29.2kg になります。
(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/lighting/)
良いことずくめのエコな選択といえます。
しかし先日、寿命が来たLED照明器具を交換しようとした際、不都合な真実に出会しました。
照明器具のカバーを外し、蛍光灯のようにライトの部分だけ買いに行きました。ところが、ライトの部分だけという商品はなく、交換する場合は、丸ごと買い替えになる、とお店の人に言われました。
まだ使える照明器具のカバーだけでなく、リモコンやその他の付属品もみな廃棄処分となってしまうことがわかりました。
これらの多くはプラスチックです。LED照明は寿命が長いとはいえ、いたずらに廃棄物を生んでしまうのはいかがなものか?と思ってしまいました。
脱炭素だ、脱プラスチックだ、などと言っておきながら、まだ使える石油由来のものを捨てざるを得ない状況は、矛盾しているのではないでしょうか。
本当に環境に配慮しているかどうかを判断するには、使用時だけでなく、生産から廃棄にいたるライフサイクル全体を見る必要があります。