自民を勝たせすぎた総選挙

 8日投開票の衆議院選挙は、自民党が単独で総定数の3分の2を超える大勝となりました。
 これにより、自民党が提出した法案が参議院で否決されたとしても衆議院の優越により、自民党は単独でそれを通すことが可能となりました。また、自民党の党是である憲法改正の発議は、衆議院おいて単独で可能となりました。

 ただ、自民党が勝ちすぎたことにより、冷遇したはずの反高市派の人たちも当選してしまいました。高市首相が肝入りの法案を通そうとしても、党内から足を引っ張れらる可能性が、当初の想定よりも高くなったのではないか、と考えます。もちろん、その対策を首相は考えていることとは思いますが。

 今回の総選挙で、有権者は自民党を勝たせすぎた、というのが率直な思いです。

 一方、中道改革連合は惨敗しました。この結果は多くの国民が予想していたことだと思います。公明党が持つ組織票と引き換えに、公明候補を比例優遇するという条件が毒まんじゅうだったことを、なぜ立憲候補者は気づかなかったのかが不思議でなりません。それとも、気づいていても食べざるを得なかったのでしょうか。

 これで野田佳彦議員は、二度も同志を大量に討ち死にさせた大将として、歴史に名を残すことになりました。しかも今回は、民主党時代から苦楽を共にしてきた多数の重鎮も、そのなかに含まれています。しかし、過去に民主党を壊滅的大敗に導いた当時の代表である野田佳彦議員を、再度代表に担いだ立憲議員の自業自得といわれても仕方ないでしょう。

 自民党が勝ちすぎたことが、今後の日本政治にどのような作用を及ぼすのかは、まだわかりません。
 選挙が終わっておしまいではなく、私たち国民は自民党がやることを今後も注視していく必要があります。

2026年02月10日